前場の日経平均株価は10円安と小幅反落。前日に大台の2万円台回復からの達成感から朝方は利益確定売りも一巡後は下げ幅を縮小し、2万円台の大台に再度乗せて小幅安の展開。重要イベントを控える前にしては強い動きとなっている。業種別では、空運業、建設業、電気・ガス業、不動産業が値上がり率上位に。一方、倉庫運輸関連、精密機器、ガラス土石製品、非鉄金属などが値下がり率上位となっている。
個別では、【8462】フューチャーベンチャーキャピタルの上昇が引き続き止らないほか、有機EL関連として物色が続く【5216】倉元製作所、【4960】ケミプロ化成が大幅高。また、ファイザーとの提携など好感している【4565】そーせいグループ、2020年度をめどに実質的に禁止する方針を固めたことからLED関連銘柄【3150】グリムスなどにも引き続き短期資金が向かい値を飛ばしている。
後場は2万台足固めへ。ここから上値は重いとは思うが、押し目買い意欲も相当なものと思われ引き続き年末株高への動きを期待したい。ただ、目先は重要イベント見極めてから。イベント通過までは中小型株やテーマ株中心の立ち回りで意識。