本日の日経平均株価は1円高と小幅反発。後場は今晩のECB理事会を控えて材料待ち、一旦の利益確定売りなど様子見ムードの強いなか前場の地合いを引き継ぎ日経平均はGDのスタート。ただ、一巡後は為替が円安に傾いたことなどをきっかけに押し目買いが入り下げ幅を縮小。その後も先物主導で上昇、終盤にかけてはプラス圏に浮上した。業種別では、石油石炭製品、鉱業、保険業、金属製品などが値上がり率上位に。一方、電気・ガス業、サービス業、パルプ・紙、繊維製品などが値下がり率上位となった。
個別では前場に続き新興市場の値動きの軽い中小型株などの上昇が目立ち。【9836】リーバイ・ストラウス ジャパン、【4335】アイ・ピー・エス、リニア関連の【5781】東邦金属などが後場一段高、ストップ高などと上昇が目立ったほか、後場からは【9478】SEホールディングスが急伸、一時ストップ高の大幅上昇となった。その他、ノロウイルスに対して不活化効果のある「殺ノロウイルス組成物」で特許を取得の【2611】攝津製油、家電向けIoT用アナログ半導体の開発を材料視の【3727】アプリックスなどが3日連続のストップ高となった。
明日は今晩注目の集まる注目のECB理事会の結果を受けての動きとなるが、素直に好感されるようなら2万台突破からのスタートとなりそうだ。ただ、ECBの内容を好感もこれまで緩和織り込んでの上昇だっただけに一時的には出尽くしの展開も想定おくべく局面かと思う。また、明日の晩には米雇用統計も控えてるだけに売り優勢の展開にしろ買い優勢の展開にしろ、一巡後はこう着感の強い相場展開となる可能性が高いかと思う。