前場の日経平均株価は188円高と4日ぶりに大幅反発。前日の米株高のほか、円安を好感。寄り付きこそは小安く始まったものの、その後は切り返した後に先物主導で上げ幅を拡大。前場引け前にはやや伸び悩んだ。なお、SQ推定値は1万8943円54銭。業種別では、医薬品、電気機器、鉄鋼、空運業などが値上がり率上位に。一方、水産・農林業、鉱業、石油石炭製品、銀行業などが値下がり率上位となっている。
個別では、15年10月期純利益を上方修正した【7968】TASAKIが大幅上昇、週明けの四半期決算発表などに期待強まり【9425】日本テレホンが一時ストップ高と急伸したほか、民泊関連の【8889】アパマンショップ、Trop-2抗体に関する特許が日本で成立の【4583】カイオム・バイオサイエンスなども前日に続き買われてる。また、直近人気の中小型株の一角、【3853】インフォテリア、【6314】石井工作研究所などの上昇も目立っている。
前日書いた通りSQ通過が相場の転換点になった可能性が高い。来週にはFOMCを控えるが利上げはほぼ織り込み済み、特にこれといって問題なく通過できれば再度年末へ向け日経2万へのチャレンジも期待できそうだ。