前場の日経平均株価は138円安と続落。前日の米市場が原油先物の持ち直しから引けにかけ反発となったが、日経平均は円高基調や15日~16日開催のFOMCへの警戒から売り優勢の展開。一時はプラス圏に浮上する場面もあったが、FOMC前とやはり積極的な買いは続かずその後下げ幅を拡大させている。そして物色はやはり短期売買メインか材料株、中小型株に資金が集中している印象だ。業種別では、空運業、サービス業、情報・通信業などが値上がり率上位に。一方、パルプ・紙、銀行業、非鉄金属、その他製品などが値下がり率上位となっている。
個別では、週末決算に決算発表、デンソーとの業務提携を発表した【3653】モルフォ。ASTERIA WARP専用アダプタの提供を開始を直近材料視の【3853】インフォテリア連日のストップ高に。また、米ヒューレット・パッカード(hp)製のDVDやCDといった「光メディア製品」を日本で独占販売すると発表した【2710】シーエスロジネットが前場ストップ高まで急伸。また、人気の材料、中小型株の一角【2667】イメージワン、【6314】石井工作研究所、【4583】カイオム・バイオサイエンス、【8462】フューチャーベンチャーキャピタルなども大幅上昇と値を飛ばしている。
後場も引き続きFOMCを前に積極的な買いはあまり期待できないと思わる。仕掛け的な売りには引き続き警戒しつつ、上記短期資金を集める銘柄などの短期売買スタンスで。売り仕掛けがきた際、主力などの押し目買いもありだとは思うがこれもFOMC通過までは短期売買、押し目買いの吹き値売り優先がいいだろう。