本日の日経平均株価は97円安と4営業日続落。後場の日経平均はマイナス転換した後に下げ幅を徐々に拡大と、円高基調が嫌気されたほか、クリスマス前日で米国が短縮取引、欧州の一部が休場となることから市場参加者が少なく、買い手控えムード。押し目買いの動きもほぼ見られず一時1万8780円（前営業日比105円安）まで下落し、その後の戻りも鈍くほぼ本日安値圏で大引けを迎えた。業種別では、水産・農林業、鉱業、鉄鋼、石油石炭製品が値上がり率上位に。一方、空運業、情報・通信業、建設業、医薬品などが値下がり率上位となった。
個別では、前場好調だった自動運転関連の【4667】アイサンテクノロジー、【3663】アートスパークホールディングスが後場一段高のストップ高まで上昇したほか、増担規制解除ラインが近づいている思惑からか【8462】フューチャーベンチャーキャピタルも後場一段高に。また、一部特定資金介入か！？【3854】アイルが急伸したほか、【3807】フィスコやＦＸ取引活発化の思惑のある【8704】トレイダーズホールディングスなども賑わう展開に。
クリスマス休暇入りに伴って海外勢の売買が細り薄商い、国内勢も朝方の買い一巡後は手控えムード強い状況。方向感が掴み難い展開が明日も続きそうだが自動運転、フィンテック関連、民泊関連などのテーマ株や直近IPO銘柄、一部個別株は活況。引き続きこれら銘柄で短期売買、値幅取り中心に立ち回りたい。
