前場の日経平均株価は28円安と反落。前日の米株安を背景に売り先行で始まった後は狭いレンジ内での推移で方向感に欠ける展開。この後は控える日銀会合の結果待ちから積極的な売買は手控えられる状況だ。ただ、決算を手掛かりにした銘柄や材料株など個別株への物色は旺盛となっている。業種別では、医薬品、精密機器、空運業、サービス業などが値上がり率上位に。一方、ガラス土石製品、その他製品、証券商品先物、鉄鋼などが値下がり率上位に。
個別では、直近IPO銘柄、先日には秋元康氏と「AKB48」関連ゲーム開発と報じられた【6176】ブランジスタが4日連続のストップ高。また、前日に第2四半期決算とともに株式分割の発表をした【2148】アイティメディアが急伸、【9697】カプコンは第2四半期売上高22.1%増を好感され大幅反発となっている。その他、【2438】アスカネット、【5950】日本パワーファスニング、【6801】東光などが値上がりランキング上位に並んでいる。
本日の日銀会合は展望レポートの発表もありやや遅めの発表となる可能性が高く少し幅は広いが12時30~13時30付近の発表か!?緩和がなければ一時的には嫌気され売り優勢となる線が濃厚だが、展望リポートでは物価目標達成時期の先送りをするとみられており、12月の緩和期待は根強い。売り一巡後の押し目狙いがやはり意識されると思われる。