本日の日経平均株価は496円高の大幅反発。後場の日経平均は上海株の軟調に推移したことから一時伸び悩む場面があったものの、その後は持ち直し。大引けにかけては上げ幅を拡大し、ほぼ高値引けで本日の取引を終えた。業種別では前場に続き全33業種の全てが上昇し、ゴム製品、空運業、証券商品先物、その他製品が値上がり上位となった。
個別では、東海東京証券では投資判断「アウトパフォーム」継続で、目標株価を1220円から1470円に引き上げた【4047】関東電化工業が大幅反発となったほか、13日付株式新聞で1面に強い小型株に乗るとの記事で取りあげられた【2326】デジタルアーツが急伸し、年初来高値を更新。また、みずほ証券が目標株価を1,670円に上げた【6407】CKD、ゴールドマンサックスが新規に買い推奨の【3769】GMOペイメントゲートウェイなどの上昇も目立った。一方、 サーバー不正アクセスに絡む恐喝未遂があったと発表した【3927】アークンがストップ安売り気配に。また、ドローン関連の一角、直近の上昇の過熱感からか【2667】イメージワンもストップ安まで売られた。
テーマ株では主力への資金流入から値下がりが目立ったが、フィンテック関連からは【3778】さくらインターネット、【2315】SJI、【3909】ショーケース・ティービー。自動運転関連から【3724】ベリサーブ。ドローン関連から【2303】ドーン。LINE関連の【2489】アドウェイズなどが上昇した。
前場も書いたが日経平均は一旦の底打ちからリバウンド相場へ。中国市場の先行き不透明感、中東問題、原油価格の下落など相場下落の要因は多数燻っている。あくまでも売られ過ぎ感からの短期リバウンドと割り切り吹き値売りのスタンスは継続。現状の下落トレンドは変わらずなの利確はこまめに入れることを忘れずに。戻りの目安としては1万8000円~日足25日移動平均線のポイントなど。