前場の日経平均株価は121円安と4日続落。前日の米市場は休場、欧州市場が軟調だったほか、中国景気減速懸念、原油安などが引き続き重しとなり日経平均は売り先行のスタート。一巡後は一時プラス圏に浮上する場面もあったものの、その後は再び下げ幅を拡大した。なお、中国の経済指標10~12月期国内総生産(GDP)は前年比+6.8%で市場予想(同+6.9%)をやや下回る結果に。業種別では、値上がりは、その他製品、鉄鋼、海運業、倉庫運輸関連の4業種のみ。一方、銀行業、食料品、その他金融業、 保険業などが値下がり率上位となっている。
個別では、前日注目にも挙げた韓国PlayWorks Corporationが開発したスマートフォンゲームアプリ「Arcane」の日本語版を発表の【4777】ガーラがストップ高。また、ガーラと同じく度々仕手化しやすい値動きの軽い中小型株の一角【6663】太洋工業、【5216】倉元製作所、【6636】sol Holdingsなどが急伸し大幅高となっている。また、デジタルポスト関連として直近強い動きの【2352】エイジアが3日続伸、【7974】任天堂が久々に大きくリバウンド、買い戻しの動き。
人気のテーマ関連からは、ドローン関連の【2303】ドーン、民泊関連の【1435】インベスターズクラウド、【8889】アパマンショップなどが上昇していいる。
引き続き売られ過ぎ感はあるものの、やはり米市場の反発が入らない限りは中々強気には買い上がれない印象を受ける。後場も値動き軽い中小型株での短期売買ばメインの相場展開となりそうだ。