本日の日経平均株価は152円高と大幅続伸。後場の日経平均は売り先行で始まったものの、日銀会合での追加緩和への期待など、根強い買いに支えら1万7100円を挟んでのもみ合いに。14時過ぎには一時は前場高値に接近する場面もあったが先週大幅上昇、本日の上昇からの利益確定売り、戻り売りも多く上値の重い展開に。業種別では、前場に続き全33業種全てが上昇。値上がり率上位には、食料品、鉱業、その他金融業、水産・農林業などが並んだ。
個別では、【3923】ラクスが後場一段高のストップ高。類似銘柄と位置づけられる【2352】エイジアの上昇に刺激を受けたほか、特段の材料は確認されてないものの前場急伸の【6258】平田機工。機関投資家に人気があるとされ、投資運用会社のレオス・キャピタルワークスが5%卯超の大株主に浮上のほか、直近では三井住友信託銀行などが保有株を買い増しなども多数の思惑を呼ぶ【3654】ヒト・コミュニケーションズ。不正アクセス問題から直近大幅下落となっていた直近【3927】アークンなどが急伸、ストップ高と後場の動きが目立っていた。
テーマ株では引き続きAR・VR関連のほぼ全てが値を飛ばしたほか、新規で【3393】スターティアが新規で同関連銘柄と位置づけられストップ高となった。他、前場好調な動きが目立ったドローン関連、自動運転、民泊関連などの一角も後場も堅調に推移した。
日経平均は26、27両日の米連邦公開市場委員会(FOMC)、28、29両日の日銀の金融政策決定会合の結果が分かるまでは方向感に欠ける展開。様子見ムードが強くなる可能性が高そうだ。連日の大幅上昇から一旦の調整も意識し、目先はやはりテーマ株や一部個別材料株狙いへ。テーマの循環物色はやはり強く、新たにテーマ株として注目に挙がるAR・VR関連、本日法改正の報道が挙がった民泊関連、その他のテーマ何処に資金が集まってるか確認し、人気のテーマで短期売買優先での立ち回りを意識しておきたい。