前場の日経平均株価は32円高と続伸。寄り付きは前日のFOMC声明文を受けた米市場の急落を背景に売りが先行し、大幅安スタートとなったが一巡後は円相場が1ドル=118円台後半で円安・ドル高方向に推移したことを好感しプラス圏に切り返した。業種別では、食料品、ゴム製品、水産・農林業、情報・通信業などが値上がり率上位に。一方、鉄鋼、海運業、電気機器、精密機器などが値下がり率上位となった。
個別では、5G関連として新たに物色の矛先が向かったか【3842】ネクストジェンや【4748】構造計画研究所がストップ高となったほか、同じく5G関連【6778】アルチザネットワークスが連日のストップ高、【8226】理経も急伸。また、中国展開など連想材料にゲーム関連の一角【3672】オルトプラスが前日のストップ高に続き大幅続伸、【3667】enishは1月26日に「Google Play」上で配信開始した『12オーディンズ(トゥエルブ オーディンズ)』の事前登録者数が20万人を突破したなどを材料にストップ高となった。
テーマでは5Gが台頭してきたが定番のフィンテック関連、【3778】さくらインターネット、【3853】インフォテリアAR・VR関連も依然人気が強く【4312】サイバネットシステム、【3393】スターティアなどストップ高、大幅高などとなっている。
前場プラス圏に浮上し、後場このままプラス圏維持できるか注目。明日は日銀会合を控えやや追加緩和への期待もあり大崩れする可能性は低いかとは思うが引き続き先物動向には注意が必要だ。