本日の日経平均株価は143円高と反発。後場は買い先行で始まり本日高値圏でのもみ合い。週末に控えるG20の結果を見極めたい動きもあり上値は重かった。業種別では、空運業、水産・農林業、食料品が値上がり率上位に。一方で、鉱業、鉄鋼、銀行業が値下がり率上位となった。
個別では、先週末の決算、16年12月期の大幅増収増益見通しと増配を好感された【5542】新報国製鉄がストップ高買い気配のほか、直近売られ過ぎ感からの反動からか【5781】東邦金属が後場急伸ストップ高。また、正午に発表された株主優待制度の変更を好感された【2345】システム・テクノロジー・アイ。デンソーとNTTドコモの研究開発での協力からデンソーと資本業務提携している【3653】モルフォ。その他、【3921】ネオジャパン、【3924】ランドコンピュータが後場ストップ高まで上昇した。
テーマ株からはドローン関連の【2303】ドーンが一段高のストップ高となったほか、同じくドローン関連として【8226】理経、【2667】イメージワン、【3681】ブイキューブなどの上昇も目立った。
日経平均の上値は重いものの、材料株やテーマ株への物色意欲は旺盛。明日も今晩の原油価格や為替が大きく動くような展開でもない限りは比較的底堅く推移すると思われ、本日好調だった材料j株、テーマ株を中心にG20までは短期売買のスタンスを継続。