前場の日経平均株価は65円安と続落。前日の欧米市場がまちまちの動きなか、円高が重しとなり売りが先行。その後は一時は節目の1万7000円台を割れる場面もあったが、一巡後は円の弱含みを受け下げ幅を縮小。ただ、今晩控えるFOMCを前にやや様子見模様で上値は重い状況。業種別では、空運業、水産・農林業、食料品などが値上がり率上位に。一方で、銀行業、鉄鋼、保険業などが値下がり率上位となっている。
個別では、前日引け後に特別利益を計上と発表を発表した【8073】MAGねっとホールディングス、や同じく前日に16年1月期決算を発表を好感された直近IPOの【3931】バリューゴルフがストップ高。また、オンライン決済サービスのクラウド ペイメント社に出資すると発表した直近マイナス金利からの不動産関連、そして民泊関連、株式分割など多数材料視される【3300】AMBITIONが一時ストップ高の急伸。折り曲げて組み込み可能なコネクターレス基板を開発と発表した【6972】エルナーや野村證券が投資判断を「リデュース」から「ニュートラル」に格上げを発表した【8515】アイフル、【8572】アコムなどが買い優勢となっている。
後場は今晩のFOMC控え狭いレンジでの動きを想定。物色は前場大きく動いた銘柄を中心に引き続き短期売買メインの立ち回りで安定だろう。