前場の日経平均株価は336円高と5営業日ぶり反発。米株の上昇のほか、円高の一服から朝方から買いが先行。先週4日続落の反動や上海総合指数は心理的な節目の3000ポイントを約2カ月ぶりに回復したことなども追い風となりが終始買いが優勢の展開となった。
個別では、16年3月期業績予想の修正から【1906】細田工務店。自社株買いを実施の【3788】GMOクラウド一時ストップ高の急伸となったほか、合同会社HSHが1株当たり2059円でのTOBを発表から【9892】卑弥呼や原位置熱脱着技術の実施権取得契約を締結の【6092】エンバイオなどがストップ高に。その他、「Miitomo(ミートモ)」好調から【7974】任天堂、提携している【2432】DeNAなどが買い優勢。スマホゲーム「神の手」期待の【6176】ブランジスタ、直近IPOの【3932】アカツキなどの上昇も目立っている。
テーマからはフィンテック関連の一角【3807】フィスコ、【2330】フォーサイド、【3917】アイリッジ、【3690】ロックオンが先週の流れを引き継ぎ人気を集めるほか、ドロー関連の【2303】ドーン、民泊&マイナス金利の【1435】インベスターズクラウドなども高い。
日経平均は大幅反発も売買代金は前場で1兆円割れと商い低調。引き続き為替への警戒感も強くここからの買いは慎重にいきたいところ。物色は意欲は引き続き旺盛だが、主力はそろそろ上値重いか。テーマ株や材料系中小型株は狙い目かと思う。