本日の日経平均株価は572円安と大幅続落。後場もドル・円、原油安などからのリスク回避の動きが継続。また、熊本地震からの影響など、投資家心理は冷え込みから上値く、戻りの弱さも意識されてか終盤にかけ本日安値に接近する場面もあった。業種別では、値上がりは建設業1業種のみ。保険業、海運業、その他金融業が値下がり率上位となった。
個別では、新作スマホゲーム「ワールドクロスサーガ -時と少女と鏡の扉-」がサービス開始から2日間で20万ダウンロードを突破したことを好感され【】アクセルマークがストップ高となったほか、イベントキュレーションアプリへのAI搭載を引き続き材料視の越境EC関連の【6081】アライドアーキテクツが一時ストップ高の大幅上昇となった。その他、株式分割控える【3666】テクノスジャパン、上方修正好感の【3640】電算などが買い優勢となった。一方、16年2月期決算の計画下振れがネガティブサプライズとなったの【4317】レイや下方修正を嫌気された【6239】ナガオカがストップ安に。
テーマ株などからは熊本地震からの復興関連株される銘柄が軒並み大幅上昇やストップ高を連発。また、バイオ関連、【4565】そーせいグループの上昇を筆頭に、【4594】グリーンペプタイド、【4582】シンバイオ製薬、【4576】デ・ウエスタンなどが人気を集めた。
明日は原油急落からの欧米市場がどのように反応するかに注目が集まりそうだ。影響が限定的な本日大きく売り込まれた日本株へ買い戻しが強まる可能性はあるが、原油一段安となればリスク回避の円買いから再度下値模索の展開も想定しておきたい。物色は復興関連株、そしてバイオ株、越境EC関連など引き続きテーマ株、中型株が注目集めそうだ。