本日の日経平均株価は32円高と小幅続伸。後場の日経平均は中国・上海総合指数の下落を背景に売りが先行。上げ幅縮小から一時マイナス転換する場面もあったが売り一巡後は持ち直しプラス圏に再浮上。ただ、上値は重く戻りは限定的となった。業種別では、石油石炭製品、鉱業、海運業が値上がり上位に。一方で、ゴム製品、空運業、輸送用機器が値下がり上位となった。
個別では、【7577】パスポートや多彩なテーマ株の【2303】ドーン、ドローン事業に参入の【7847】グラファイトデザインなどがストップ高に。また、後場からは【3909】ショーケース・ティービーが急伸となったほか、ボロ株の【7638】シーマ、中小型株【6038】イードなどが後場一段高の大幅高となった。
テーマ株からは久々にバイオ株が一服し、テーマ株循環の流れ。前場よりも上げ幅を縮める銘柄が多かったものの、フィンテック関連、自動運転、AR・VR関連の一角に資金が集まった印象だ。
本日は一時1万7000円台回復もこれを維持できず。引き続き上値の重い展開が想定される。物色はバイオ株がやや崩れ、新興市場にやや怪しい雰囲気もあり要注意。これまでが上がり過ぎといった印象も強いだけに本日の後場のように崩れる時は一瞬ということをしっかり頭に入れておいたほうがいいだろう。
狙いは多少のリスクはあるものの、本日賑わったテーマ株。フィンテック、自動運転など特に注目してみたい。後は今回の新興バブルの立役者【4565】そーせいの動向も新興に与える影響大きく要チェックだ。