前場の日経平均株価は47高と小幅に3日続伸。寄り付きは欧米株高や1ドル＝109円台まで進行した円安を好感され買いが先行。その後上げ幅を拡大、一時200円超高まで上昇した。買い一巡後は急速に円高に傾いたことを背景に上げ幅を縮小、一時マイナス圏に沈む場面もあった。業種別では、機械、情報・通信業、鉱業が値上がり上位に。一方で、その他金融業、医薬品、石油石炭製品が値上がり上位となっている。
個別では、1株につき3株の割合で株式分割を実施の【6064】アクトコールや1株につき2株の割合で株式分割を実施のドローン関連の【2303】ドーン、他にも【3814】アルファクス、サイト監視・分析のアルゴスサービスジャパンと資本業務提携を発表した【3627】ネオスなどがストップ高。また、自社株買い好感のゲーム関連【2121】ミクシィ、15年10月-16年6月期は売上増で黒字転換の見通しとなった【3624】アクセルマークなどが急伸した。その他、前日引け後に好決算発表の【6340】澁谷工業 、【6444】サンデンホールディングスなどの10%超の上昇と大きく買われている。
人気のテーマ株はまちまちな動きとなっており、前日まで賑わったデジタル教科書関連の一角は上昇一服。越境EC関連から【3134】Ｈａｍｅｅ、「神の手」期待もある【6176】ブランジスタなど上昇している。
後場はやや様子見。急速な円高に傾いて要因はっきりとせずなだけに為替動向を横目にした売買となりそうだ。
