本日の日経平均株価は13円高と小幅3日続伸。後場は寄り付きこそ買い先行で始まったものの買いは続かず。再度円高への警戒感、週末に控えるSQなども意識されてかやや手控えムード。大引け前には再度マイナス圏に沈む場面もあった。業種別では、機械、情報・通信業、倉庫運輸関連が値上がり上位に。一方で、その他金融業、石油石炭製品、陸運業などが値下がり上位となった。
個別では、受注拡大で今期は大幅増益見通しと報じられた【7717】ブイ・テクノロジー、16年1-3月期営業損益は4億円の黒字転換を好感の【6079】エナリスがストップ高。投資先がファイザーとライセンス契約した【2395】新日本科学やデジタル教科書関連の【3658】イーブックが3日連続のストップ高に。また、最適なIoTサービスの実現に向けて検討・実証を行う施設「IoTデザインセンター」を6月開設すると発表の【2354】安川情報システムや小型ガスエンジン技術を持つワイ・ジーケーと業務提携を発表した【6397】郷鉄工所などが一時ストップ高の大幅高となった。
テーマは株は前日失速した感があったが終わってみれば大幅上昇の目立つ銘柄多数。やはり日経平均が重くなると新興に資金という流れは変わってなさそうだ。週末には、マザーズで一番注目を集めているといってもいい【4565】そーせいグループや【3914】ジグソー決算を控えており、ここが新興市場の今後の展開を占うターニングポイントとなる可能性もありそうな気もする。
明日は今日の流れからすると再度円高警戒、週末に控えるSQも意識されやや手控えムードとなる可能性も。前日突破した1万6500円の節目を再度割れてくるようなら再度売りが加速する可能性もあり警戒しておきたい。