本日の日経平均株価は279円安と大幅反落。後場の日経平均はやや円高に振れていることから売りが先行。その後は一旦持ち直すもその後は再度急速な円高進行、1ドル109円台後半まで加速。先物主導で下げ幅を拡大し、一時は300円超安を付けた。売り一巡後も戻りは鈍く終値で節目の1万7000円割れとなった。業種別では、全33業種が下落。値下がり上位には水産・農林業、鉄鋼、電気・ガス業など。
個別では、デジタル教科書』検討会議を明日に控え関連銘柄の【3933】チエルや、FPGA関連とされる【4736】日本ラッド、【4783】日本コンピュータ・ダイナミクスなどもストップ高。また、クレジットカード端末のICチップ対応義務化の特需期待の【7855】カーディナル。スマホ向けゲームアプリ「蒼の彼方のフォーリズム」事前登録を引き続き材料視された【3935】エディアなどが大幅高となった。一方で、インサイダー疑惑の【4589】アキュセラが6日連続のストップ安。特設注意市場銘柄の指定継続の【6079】エナリスもストップ安となった。
後場一段安、直近連騰からの短期的過熱感、雇用統計前の売り仕掛けの可能性も。明日も引き続き雇用統計前だけに無理はせず。上昇トレンド継続している銘柄や材料株など。また、本日小幅安、プラス圏で終わった比較的強い動きだった銘柄を監視。業績好調銘柄の押し目買い、年初来高値更新から上値追いへ入っている銘柄を中心に狙っていくのがよさそうだ。