前場の日経平均株価は81円高と3日続伸。朝方は1ドル103円台半ばの円高を嫌気する動きから売りが先行、一時は194円安まで下げる場面があったがその後は急速に為替が弱含み、円高一服から買い戻し優勢となりプラス転換。節目の1万6000円台を回復した。
個別では、ビジネスモデルなどへの関心高い直近IPOの【3541】農業総合研究所。有機EL関連の物色人気から【4970】東洋合成工業などがストップ高に。また、有機EL向けエッチング装置に特需思惑から【6298】ワイエイシイ。小型株、短期的な仕掛けからか【4120】スガイ化学工業などが急伸。その他、越境EC関連の【3134】Hamee、直近IPOの【6194】アトラエ、LINE関連の【6094】フリークアウトなどの上昇も目だっている。
英国の国民投票が終わるまでは引き続き為替睨みの展開。積極的に上値を追う材料は乏しく、結果が判明するまでは引き続き材料株、値動きの軽い中小型株などへ物色の矛先が向かいやすいと思われる。