前場の日経平均株価は18円高と小幅続伸。先週末、前日の米株安を背景に朝方は売りが先行。安寄りで始まった後は先週マイナス金利深堀り報道から大きく下げた銀行株が買われたことが安心感に繋がり反転。プラス圏に浮上した。買い一巡後は明日控える日銀決定会合の結果待ち、FOMCを前に様子見ムードとなっている。
個別では、レアメタルリサイクル実証事業の投資計画を発表と一部報道のあった【5724】アサカ理研や村田製と資本業務提携の【6994】指月電機製作所がストップ高。また、リチウムイオン電池、EV関連として日経新聞の一部報道のあった【4080】田中化学研究所が調整一巡後再急騰し、ストップ高に。
その他、秋の学会シーズンやノーベル賞へ向けての期待からバイオ関連の【3386】コスモバイオが大幅高。バラスト水処理関連の【6322】タクミナは初押しからの押し目買いに急伸となっている。値動き軽い中小型株からは仕手株【3264】アスコット、本日の注目でもある【4779】ソフトブレーンなども人気を集める。
後場は明日の日銀会合を前にこう着感の強い相場展開となる線が濃厚だが、会合前の手仕舞い売りが出てくる可能性もあり。本日購入した銘柄などは一旦の利益確定売りも検討。会合の結果が出るまでは無理はする必要はないと思う。