本日の日経平均株価は17円高と小反発。後場は昼休み中に発表された日銀会合の結果は現状維持と予定通りだったが、為替相場の円安受けて買いが先行しプラス転換。その後は今晩から始まるFOMC、引け後の黒田日銀総裁の会見を見極めの動きから様子見ムードと伸び悩んだ。
個別では、物流支援ロボットの販売を開始を材料視された【9972】アルテックや前場大幅高の【3753】フライトHD。また、TPP法案が4日にも衆院通過との報道からTPP関連の【9941】太洋物産がストップ高を付けたほか、同じくTPP関連の【2905】オーケー食品工業、【2901】石垣食品が大幅高に。その他、決算好感の【8889】アパマンショップ、【9783】ベネッセ。直近大きく売り込まれたいた【6172】メタップスなどの上昇も目立った。
一方で、ゲーム関連でスマホ版ダビスタの配信開始を期待されていた【3150】ドリコムは配信開始で出尽くし、一時急落する場面があった。
明日も本日同様に方向感に欠ける展開を想定。今晩から開催されるFOMCは今日の日銀会合同様ほぼ無難に通過されることが予想されるが週末の雇用統計、そして来週の米大統領選前はさすがに慎重に行くなら結果はしっかり見極めておきたいところ。決算手掛かりした銘柄中心に材料株、値動き軽いところでの値幅取り推奨。新興(マザーズ)は直近の雰囲気の悪さから警戒も忘れずに。