本日の日経平均は42銭高と小幅続伸。朝方は前日の米株安、円安の一服、直近上昇ピッチの早さからの警戒感から反落スタート。ただ、先高期待による押し目買い意欲も強くプラス転換。後場は安倍首相とトランプ次期米大統領の会談など控え様子見ムードから方向感に欠ける展開となった。
個別では、日産からホーニング加工技術ライセンス供与を材料視された【6218】エンシュウ、東北大とMEMSデバイス設計システムの構築で提携の【3841】ジーダット、痩せる細胞製造の特許を日米で取得の【2372】アイロムグループがストップ高に。
また、福島の除染廃棄物問題の関連銘柄として注目が集まる【8070】東京産業が連日の大幅高となったほか、新作スマホゲーム「Project OK(仮)」の期待から【3664】モブキャスト、秋元康氏が資本参加のVR新子会社の期待が続く【3689】イグニスなどの上昇も目立った。一方で、前日久々に300円台に乗せた【3765】ガンホーは、新作ゲーム「セブンス・リバース」リリースから一旦の材料出尽くし、大きく値を下げた。
明日は週末要因、上昇ピッチの早さからの目先の利益を確定する動きを引き続き警戒。レシオだと主力がやや過熱気味である一方で、新興市場はそれ程でもなく狙うならやはり新興市場の本日好調、出遅れ系を狙う作戦が良いかと思う。