本日の日経平均株価は205円安の大幅反落。後場は前場の軟調な地合いを引き続き本日安値付近19,500円を挟んでのもみ合い。週末に先物オプションSQを控えるほか、来週の利上げはほぼ確定的なFOMC後の動きを見極めたいとの動きもあり手掛け辛い状況となった。業種別では、上昇は水産・農林業、空運業の2業種のみ。一方、鉱業、石油石炭製品、鉄鋼、非鉄金属などが値下がり率上位となった。
個別では、11時30分過ぎ、民間調査会社アイ・ティ・アールが発行した市場調査レポートで、インフォテリアの製品である「ハンドブック」が、１４年のモバイルコンテンツ管理市場でシェア1位（同サービス市場）を獲得したと発表。これを材料に前場大幅安だった【3853】インフォテリアが一時急伸し、プラス圏に浮上もその後いってこいの展開に。いちよし証券がレーティング｢A｣新規カバレッジを開始の【4293】セプテーニ・ホールディングス、レーティングを「A」に格上げされた【7294】ヨロズ、同じく新規「A」とされた【7867】タカラトミーなども買い優勢となった。また、前日決算を好感の直近IPO銘柄【3921】ネオジャパン、いちよし証券のポジティブレポートを好感の【6618】トレックス・セミコンダクター、【4369】トリケミカル研究所などが後場一段高に。
明日はアノマリー的に荒れるとされるSQ週の水曜日。目先は上値重く、本日同様個人主体による中小型株物色の流れが継続する可能性が高いと思われる。引き続き押し目狙いは慎重、尚且つ拾うにも数回に分けてを徹底。最悪19,000円円台付近までの下落も頭に入れておいたほうがよさそうだ。
