前場の日経平均株価は149円高と大幅続伸。米経済指標好感のほか、イエレン(FRB)議長が早期の利上げを示唆(利上げ観測)から米市場が上昇。利上げ観測からの円安進行が1ドル110円半ばまで進んだことから日経平均も朝方から買いが先行し、約10ヶ月ぶりに日経平均は節目の1万8000円台回復。買い一巡後はやや上げ幅を縮小、1万8000円台を挟んでのもみ合いとなっている。
個別では、来年4月から小中学校向け「教育クラウドサービス」開始との発表からデジタル教科書関連の【3933】チエルが急伸し、ストップ高。SMBC日興証券が強気判断、レーティングを新規「1」目標株価940円の【3660】アイスタイルや日本経済新聞が「道路の陥没が全国で多発している」との報道から地下空洞調査を手掛ける【4707】キタックもストップ高に。
その他、日産がホーニング加工技術のライセンス供与の【6218】エンシュウが大幅続伸、約2年ぶりの高値水準を付けたバルチック海運指数の上昇から【9110】ユナイテッド海運、SMBC日興証強気、レーティング新規「1」目標2920円の【2138】クルーズも大幅高となった。
注目が集まった安倍首相は「トランプ氏と信頼関係を築ける会談になった」と、一部報道もほぼ材料視されず。後場は一旦週末要因、急ピッチな上昇、1万8000円乗せたことにより達成感を意識。一旦の利食いも良いかと思う。