本日(大納会)の日経平均株価は30円安と3日続落。後場は日銀ETF買いへの思惑から下げ幅を縮小してスタート。その後はプラス圏に浮上し、本日高値圏でのもみ合いとなったが、大引けにかけては利益確定売りに押された。
個別では、後場からCOOKPADの前社長の穐田誉輝氏の株式取得から人気化した【6084】オウチーノが久々に資金が入り大幅高。後場はほぼ前場賑わった銘柄が高値維持といった感じだったが、テーマ株。人口知能(AI)関連の【3691】リアルワールドも一段高となり10%超の上昇と目立っていた。
人口知能(AI)関連はこのほかにも【3655】ブレインパッド、【6081】アライドアーキテクツ、【6172】メタップスなど上昇が目立ったいたが、アベノミクスの掲げる第4次産業革命のなかで、人工知能(AI)は各分野でイノベーションの中核を担う技術として2017年相場で注目されるテーマとして取りあげられており、年明けから注目したおきたいテーマ。
直近では、米IT企業への対抗で国内メーカーの開発投資拡大への思惑もあることも追い風になるかと思う。
年明けの相場的には今年(2016)の大発会からの6連敗の一件あるだけにやはり慎重に。急速に押す局面あれば押し目狙いからの戻り(中期目線での買いもあり)など臨機応変に対処。後は直近の流れ通り材料系、中小型株などでの短期売買中心のスタンスを継続。トランプ就任の20日までは比較的強い相場が継続するかとは思う。