前場の日経平均株価は77円安と3日続落。米株安や円高背景に売りが先行。売り一巡後はしばらくもみ合うも押し目買いに下げ幅を縮小した。日銀によるETF買いも意識されたかと思う。
個別では、寄り付きから小型株の一角、仕手株【9927】ワットマンに短期資金が流入し、急騰したほか、エアバック問題、米司法省との和解協議大詰めと一部報道の【7312】タカタがストップ高となった。また、17年2月期第3四半期の決算を好感の【3366】一六堂やいちよし経済研究所がレーティングを新規「A」フェアバリューは3000円との強気判断をした【4572】カルナバイオなどが大幅高に。
その他、enishの提供するスマートフォンゲーム「ドラゴンタクティクス」の買取契約を締結を改めて材料視された【3928】マイネットや前日上昇が目立った直近IPO、【3968】セグエ、ウエアラブル翻訳デバイス「ili(イリー)」の製品発表会を来年1月31日に開催すると発表した【2468】フュートレックなどの上昇も目立っている。
後場日銀によるETF買いを意識。日経平均は一時は節目の1万9000円割れるも再度1万9000円を回復。このラインで下値サポートが効いていると思われる。引き続き物色は中小型株、IPOなど値幅取りを継続しつつ、主力も打診程度、押し目拾うのも悪くないかと思う。