前場の日経平均は68円高と買い先行で始まり堅調に推移。先週末の米株安も先週の続落の反動、日銀が発表した全国企業短期経済観測調査(短観)はほぼ予想通りの結果から買い安心感に繋がるも積極的買いは限定的といった感じ。
また、トランプ政権の不透明感のほか、今週は米雇用統計などの控えており、引き続き下値模索の展開を警戒しておいたほういいような感じはします。
個別では、来期第2四半期に9億円超の補助金収入計上すると発表した【7827】オービスがストップ高となったほか、アイシンとの資本業務提携を引き続き材料視の【7245】初穂商事や中国で「玄品ふぐ」をフランチャイズチェーン展開の【3372】関門海が一時ストップ高。また、メキシコ社にスーパーソルガム種子250トンを納品の【6636】ソルガム、佐々木ベジ氏がTOBの買付価格を従来の3700円から4500円に引き上げた【9867】ソレキアなどが大幅高に。
その他、【6545】インターネットインフィニティー、【9325】ファイズ、【4597】ソレイジア・ファーマなどの直近IPOの上昇も目立っている。
日経平均は買い先行スタートも個人的には1万9000円回復はやや厳しい印象に見える。後場は上げ幅縮小からのマイナス転換、下値模索の展開に注意。しばらくは値幅取り以外の買いは避けておくのが無難そうだ。