前場の日経平均株価は159円高と反発。米税制改革への期を背景にした米株高、円安・ドル高の流れを好感して買い先行。その後は一時伸び悩むも場面もあったが前場引けにかけて一段高と堅調な推移となっている。
個別では、低価格ブランドを来春にも世界展開と報じられた低位株の【3606】レナウンや上方修正好感の【4093】東邦アセチレンがストップ高。また、話題の新SNS「マストドン」の関連としての思惑が浮上している【3778】さくらインターネットが大幅高、ツイッター勢の煽りも相当入ってるようだ。
その他、生体認証システム構築支援パッケージを5月より提供の【3782】DDS急伸したほか、直近IPOの一角【3985】テモナが連日の大幅高に。一方で、17年3月期の決算発表を延期を嫌気されて【4901】富士フイルムが大幅反落に。
週末要因、フランス大統領挙の第1回投票、地政学的リスクなどへの警戒はあるが、米税制改革、トレンプ政策期待も高い状況。後場は高値圏でのこう着感強い相場展開か。
なお、前場は直近上昇の目立った直近IPOの一角やゲーム関連の一部は崩れており、物色は個別まちまち。高値圏にいる銘柄はやや警戒も。