来週も多くのイベントを控えている。まずは明日6日の日銀金融政策決定会合に始まり、翌日は結果発表及び黒田総裁の会見、8月景気動向指数の発表、海外に目を向ければFOMC議事録、G20財務相・中央銀行総裁会議、IMF・世界銀行年次総会と目白押しだ。各国の金融政策に感心が集まりやすく、関連する要人発言等を受けた海外市場の動向は欠かさず注視すべきだろう。
また、臨時国会開会中は政策に絡んだ要人発言が出やすく、社会インフラやカジノ法案、先端医療といった関連銘柄も意識されるだろう。特にGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)改革は、3日の運用委員会で国内株投資拡大を柱にする素案を提示したと報じられている。織り込み済みではあるが足元の調整局面において心理的な下支え要因と言えるだろう。なお、上記外イベントとして、連日各分野におけるノーベル賞の発表が控えている為、バイオ関連や書籍関連などに関心が集まるのではないだろうか。