前場の日経平均は455円安の1万6953円の4日続落。ギリシャのデフォルト、ユーロ圏離脱懸念に加え、原油価格の下落などを背景に欧米株が下落。リスク回避の円買いが強まり、日経平均は大幅安。取引時間中としては2014年12月17日以来ほぼ3週間ぶりに1万7000円を割り込み、業種別では33業種すべてが下落となっている。
個別では、自社株買いを実施すると発表した【9855】くろがねやが一時ストップ高の大幅高。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められたほか、【2369】メディビックグループは子会社アニマルステムセルとメディカルテクノロジー&マネジメントとの間で、遺伝子検査、再生医療、ビッグデータ解析の3分野で業務提携を好感されている。その他、【4777】ガーラ、【6297】鉱研工業、【6495】宮入バルブ製作所などが値上がり上位に