本日の日経平均株価は106円高と5日続伸。後場は週末要因や戻り売りに上値を押されらもみ合い。政策、追加緩和期待などを背景に極端に売り込まれるような場面もなく大引けを迎えた。業種別では、水産・農林業、医薬品、化学が値上がり上位に。一方で、一方、空運業、石油石炭製品、倉庫運輸関連などが値下がり上位となった。
個別では、【3542】ベガコーポレーションや【6196】ストライクなど直近IPOの一角や【6656】インスペック、【4777】ガーラなどがストップ高。また、16年5月期業績は市場予想を上回る見通しと伝わった【6047】Gunosy 。これも直近IPO【6198】キャリア、【6194】アトラエが大幅高。特に直近IPOの上昇が目立つ一日となった。
日経平均は5連騰と英国のEU離脱からの戻りが強い一週間となったがそろそろ上値の重さも目立っており、今後は何かしらの政策が明確に打ち出されなければここからの更なる上昇は難しいと思う。週明けは米国市場が休場となることから月曜はやや様子見ムード。個人主体、マザーズなど資金が集まる可能性が高いと思う。
また、米6月雇用統計を来週に控えることから積極的に買い上がるにはやや厳しいか。日経平均はもみ合いとなるか、今週の連騰の反動から一旦の利食い売りに押される展開を想定。ここから上値を積極的に追うよりは一旦押し目狙いに切り替えるのも。