日経平均は4営業日続落。前日比525円安の大幅下落となり、終値は12月17日以来、約3週間ぶりに1万7000円台を下回った。ギリシャの政局を巡る懸
念や原油相場の下落を受けた欧米株安を背景にリスク回避の動きが強まり、東証1部の95%の銘柄が下落する全面安の展開。 物色は直近IPO銘柄やゲーム関連株の一角などへの選別物色などが目立った。業種別では33業種すべて下落。東証1部騰落数は、値上がり69銘柄に対し、値下がりが1771銘柄、変わらずが19銘柄。
個別銘柄では、原油安を受け【1605】国際石油開発帝石や【1662】石油資源開発などの石油関連銘柄が
軟調。スマホ向けゲームアプリ「ディズニー マジックキャッスル ドリーム・アイランド」に関して、サービス開始時期を2月以降にする予定と発表した【7844】マーベラスは下値支持線を割り込んだことが見切り売りを誘い大幅続落となった。一方、中小型ゲーム関連株【4777】ガーラや【6033】エクスとリームが後場ストップ高で引けたほか、【7523】アールビバンが後場急伸、大幅安からのプラス転換となった。
週末のFOMC議事録や米雇用統計、今月後半のECB理事会やギリシャの選挙を通過するまでは様子見ムードとなる可能性が高く、引き続きHFの売り仕掛けの動きなどには要警戒。