日経平均は291円安のの1万6795円と大幅続落。後場の日経平均は、日銀によるETF買い入れ期待などから下げ渋る動きも見せたが、原油市場の不透明感や円高基調が重しとなり、大引けにかけて改めて売り優勢の展開となった。東証1部の売買高は22億6019万株、売買代金は2兆2875億円。業種別での上昇は、陸運業、空運業、鉱業の3業種のみ。
個別では、水素関連【6495】宮入バルブ製作所が後場一段高の流れからストップ高と7年8カ月ぶりの300円台乗せ。【4661】オリエンタルランドは、5日続伸。高い資本回転率でGPIFや海外資金誘引ともいわれ3万円大台視野に入ってきている。また、今期最終を67%上方修正・8期ぶり最高益更新となる見通しから【4714】リソー教育が大幅高となった。
下値では押し目買いもみられるものの、原油や株が軟調な地合いが続く限りは、ドル円は下値を模索せざるを得ないとの見方が多い。東京時間は買い需要があるが、海外時間は売られることが多く、目先は116円台への下落を懸念されている。物色は引き続き中小型株、テーマ株への値幅取り狙い中心の動きとなりそうだ。