日経平均は186円安のの1万6901円と大幅続落。米市場の下落や為替相場の円高傾向を受けて、日経平均は100円超の下落スタート。1万7000円割れ水準では押し目買いなどで下げ渋る場面もあったが、原油安や外部環境の先行き不透明感などから円高歩調とともに再び軟化する展開。物色では中小型株での短期値幅取り狙い中心となり。業種別では鉱業や化学、陸運などが値上がり上位に。
個別では、15年8月期第1四半期の連結経常利益が前年同期比50.3%増の13.8億円に拡大した【7581】サイゼリヤが急伸。「厚さ0.4ミリのリチウム電池を開発」したと報じられた【6810】日立マクセルやデジタルマーケティング領域における分析レポーティングサービスを正式リリースすると発表した【3690】ロックオンなどが買われたほか、【4777】ガーラは大幅続伸、ストップ高と年初来高値を更新している。
後場は日銀によるETF買い入れへの思惑もあるが過度の期待は禁物。原油市場や外部環境を現状は見極める動きへ。物色としては中小型株を、直近IPO銘柄中心とした値幅取りの取り引きを推奨する。