前場の日経平均株価は179円安。前日の原油先物相場が急反落したほか、ギリシャをめぐる懸念が再燃。前日の大幅高となった反動もあり寄り付きから利益確定売りが優勢となり、一巡後は1万7500円水準での揉み合いが続いている。業種別では、空運、海運、電力・ガス、化学、パルプ・紙などが上昇する一方、鉱業、非鉄金属、倉庫・運輸、機械、輸送用機器などが下落。東証1部の売買高概算は12億7996万株、売買代金概算は1兆3631億4000万円。値上がり銘柄数は490、対して値下がり銘柄数は1236、変わらずは134銘柄。
個別では、通期営業利益見通しが従来の赤字予想から一転黒字なった【6758】ソニーが一時ストップ高の大幅上昇。前日に本格ファンタジーRPG「アナザーファンタジーストーリー」の事前登録開始を発表した【3758】アエリアがストップ高となっているほか、【3823】アクロディア、【3815】メディア工房など直近人気の銘柄へ引き続き資金が集まる格好に。一方、通期業績予想を上方修正した【7203】トヨタは、買い一巡後は売りに押されマイナス圏に沈んでいる。