前場の日経平均株価427円高の大幅反発。前日の欧米市場が原油価格の持ち直しを受け上昇、これを好感され日経平均も朝方から買い先行。一巡後も先物主導で買いが入り上げ幅を拡大、幅広い銘柄に買い入り一時は500円超まで上昇。節目の1万7000円台も回復した。業種別では、全33業種全てが上昇し、値上がり率上位には鉱業、その他金融業、情報・通信業、輸送用機器など。
個別では、【7203】トヨタ が完全子会社化を検討と報道から【6023】ダイハツディーゼルが一時ストップ高の大幅上昇したほか、トヨタと提携交渉入りと報じられた【7269】スズキも大幅高に。前日の決算発表で一転黒字を評価された【3655】ブレインパッドや中国展開など連想材料にゲーム関連の一角【3672】オルトプラスがストップ高となった。一方、10～12月期の連結営業利益5割近く減った一部報道のあった【8050】セイコーHDが大幅安に。
人気のテーマ株からはAR・VR関連の一角【4312】サイバネットシステム、【3393】スターティア、【6731】ピクセラ。フィンテック関連から定番の【3778】さくらインターネット、【3853】インフォテリア、【3690】ロックオン、【3031】ラクーンなどが上昇している。また、セキュリィ関連の一角、【3356】テリロジー、一昨日5線乗せから反騰態勢入った【3927】アークンも連日の一時ストップ高。
今晩の26～27日のFOMC（米連邦公開市場委員会）や週末28～29日の日銀の金融政策決定会合の内容で出るまでは短期売買継続。後場は1万7000円割れ、もしくは高値の節目として意識される1万7200円付近の水準どちら向かうか。多分イベント控え様子見からこのままもみ合う可能性は高いと思うが先物動向に注視。
