前場の日経平均株価は10円高。手掛かり材料に乏しいなかで利益確定売りが先行したものの、3月期決算企業の配当権利取りの動きや公的マネーによる下値安心感から下げ渋り、前場終盤にプラス圏に浮上した。業種別では、海運、電力ガス、サービス、小売、倉庫運輸、ガラス土石、情報通信が堅調。一方で、その他製品、鉄鋼、その他金融、非鉄金属、鉱業、石油石炭が冴えない。東証1部の出来高は9億5492万株、売買代金は1兆1696億円。騰落銘柄数は値上がり851銘柄、値下がり828銘柄、変わらず191銘柄。
個別では、ベトナム大手食品企業のTH Milk社にスーパーソルガム種子の提供を行うと発表した【6636】sol Holdingsが急伸したほか、一部新聞に1面トップ記事で取り上げられた【6941】山一電機。【9684】スクウェア・エニックスとゲームを共同開発する【3659】ネクソンや【2138】クルーズなどの上昇も目立つ。一方、信用規制強化を嫌気された【3798】ULSグループが急反落となった。
