前場の日経平均株価は22円安と続落。朝方は根強い先高期待や、配当権利取りの動きから買いが先行も買い一巡後は、短期的な過熱感への警戒もあり、利益確定売りに押された。業種別では。繊維、不動産、電力ガス、食料品、鉄鋼、その他製品、建設、精密機器などがしっかり。半面、鉱業、医薬品、海運、輸送用機器、ゴム製品などが冴えない。東証1部の出来高は9億8774万株、売買代金は1兆1431億円。騰落銘柄数は値上がり736銘柄、値下がり961銘柄、変わらず178銘柄。
個別では、東証一部に鞍替え発表の【7247】ミクニ、【6143】ソディックが急伸したほか、前日上方修正、増配などを好感された【5815】沖電線、【4115】本州化学工業なども高い。一方、前日まで大幅上昇となった【4523】エーザイが利益確定売りに押されている。
配当権利取りの買いも一巡、主力大型株に利益確定とみられる売りがみられており、物色はやや中小型株にシフトしやすいところ。相対的に出遅れ感が目立つ銘柄やテーマ株、低位材料株などには、短期筋の値幅取り狙いの資金が向かう可能性が高そうだ。