本日の日経平均株価は185円安と大幅続落。後場に入り直後はやや強含んだが、先物主導で再度マイナス圏に転じ、外部環境への警戒感や週末要因による利益確定売り、先物への断続的な売りから下げ幅を拡大させ一時は370円安まで下落。大引けにかけては下げ渋ったが戻りは限定的となった。業種別では、値上がりはサービス業、小売業の2業種のみ。一方、海運業が3%超の下落となったほか、卸売業、空運業が下落率上位だった。東証1部の売買高は25億6818万株、売買代金は2兆9656億円。騰落銘柄数は値上がり304銘柄、値下がり1507銘柄、変わらず38銘柄。
個別では、犬・猫向けの高度医療を行う二次診療専門動物病院を展開。上場2日目となる【6039】日本動物高度医療センターが短期資金を集めストップ高となったほか、今期期末の初配実施を発表した【7162】アストマックスや直近発表の材料を引き続き材料視されいる【5216】倉元製作所、【9479】インプレスHD、【6031】サイジニアなどのストップ高も目立った。その他、新作タイトルへの期待が高い【3656】KLABや分割後初日の【4661】オリエンタルランドなども買われた。
本日27日の欧米市場では、フィッシャーFRB副議長とイエレンFRB議長の講演や米国の10~12月期国内総生産確定値、30日が提出期限のギリシャ政府の経済改革リストなどに注目する向きがある。また、来週はには重要指標が多数控え。中国3月製造業PMI、米3月ADP雇用統計、米3月ISM製造業景況指数、米3月雇用統計などが特に注目を集め、相場を大きく動かす可能性が高いと思われる。