前場の日経平均株価は93円と反発。配当落ちの影響や欧米株の下落を受けて軟調なスタートとなったが、前日大幅安の反動から先物主導で買い戻しが入りプラス圏に浮上。一時は根強い先高期待感に支えられ、上げ幅を100円超まで広げる場面もあった。業種別の値上がりでは、保険や繊維製品、サービス、機械、小売が上位。一方、値上がり業種は海運、空運、卸売、水産などが値下がり上位に。
個別では、【9479】インプレスホールディングス、【3776】ブロードバンドタワー、【5216】倉元製作所などの材料色の強い銘柄が大幅上昇となっているほか、昨日上方修正発表の【6743】ニューテックがストップ高。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が目標株価を引き上げた【2337】いちごグループHDなど買われている。
米市場の先行き不安や中東情勢の緊迫化に注意が必要な状況ではあるが、テクニカル指標の過熱感も和らぎ本日配当分を即日で埋め改めて相場の強さを示せた状況。来週以降は再度日経平均2万円への期待が高まると思われる。