前場の日経平均株価は64円安と続落。前週末の欧米株安を嫌気され売り優勢のスタート。前週末4日に発表された米国の雇用統計が強弱入り交じる結果となり、今月の利上げの有無について市場の見方が分かれるなど不安定な状況になっていたが、中国市場、上海総合指数が4営業日ぶりに反発すると、先物主導で急速に切り返す展開に。ただ、中国株が伸び悩むと日経平均も再度マイナスに転じるなど日経平均は乱高下している状況だ。
個別では、抗がん剤をナノレベルの極小カプセルに包み、がん細胞だけに送り届ける新技術を使った新薬の承認を今年度中に申請すると報じられた【4272】日本化薬が急伸したほか、日経平均株価の定期銘柄入れ替えが発表され、長谷工とともに新規採用銘柄とされた【2432】DeNAが買い優勢に。直近IPOの【1433】ベステラが先週末に続き短期資金を集めているほか、【7608】エスケイジャパン、【4080】田中化学研究所、【7709】クボテックなども値を飛ばしている。
後場も乱高下警戒。依然として不透明感の強い相場展開、今週はSQも控えまだまだ落ち着きそうにない状況なだけに短期トレード中心、押し目狙い吹き値売りを徹底。