前場の日経平均株価は988円高と大幅反発。前日引け後の上海総合指数の上昇や昨晩の欧米株の上昇を好感、先物主導で急上昇し、ほぼ全面高の展開となっている。また、本日の上昇はリーマンショック+1660円以来の上昇幅を記録している。
個別では、指数寄与度の高い主力の【9983】ファーストリテイリング、【6954】ファナック、【7203】トヨタが軒並み大幅高となっているほか、本日、米アップルが新製品発表会を開催からアップル関連銘柄の【6981】村田製作所、三菱UFJモルガン・スタンレー証券が目標株価を引き上げた【6516】山洋電気、慶應義塾大学と疾患型iPS細胞由来の心筋細胞に関する独占ライセンス契約を締結したと発表した【4978】リプロセルなども高い。また、自社株買い発表の【3131】シンデン・ハイテックスがストップ高まで上昇。その他、【3915】テラスカイ、【9421】ネプロジャパン、【7834】マルマン、【6172】メタップスなども値を飛ばしている。
後場は引き続きどこまで戻すか注目が集まりそうだが、週末にSQ、来週には米利上げ時期が焦点となるFOMCを控えており油断は禁物。また、都内で開かれたメリルリンチ日本証券のセミナー向けに出した、安倍首相のメッセージが関係者の話題に。メッセージでは、「今こそ日本に投資すべき時だ」「日本を成長が持続できる国に変えるのが私の仕事」「目標を達成するために経済を最優先課題として、確実に一歩ずつ前進を続けていく」と、してる。