本日の日経平均は334円高の大幅続伸。前場の買い優勢の流れを引き継ぎ、後場入り直後から買い優勢スタート。指標上ブレから中国経済に対する過度な懸念がやや後退したほか、追加緩和観測の高まりから後場一段高。一時17,800円台を回復し、終盤にやや上げ幅を縮めたほぼ本日高値圏での推移となった。業種別では、不動産業、その他金融業、精密機器、電気機器などが値上がり上位に。値下がりは、食料品、水産・農林業の2業種のみとなった。
個別では、追加緩和緩和観測の高まりから【4321】ケネディクス、【2337】いちごグループホールディングス、【8515】アイフル、【8572】アコムなど緩和メリットセクターの目立ったほか、インバウンド関連【8202】ラオックス、【3048】ビックカメラなども上昇した。【1896】大林道路は上方修正から、【3645】JMNCは、広島大学発のベンチャー企業ミルテルと資本・業務提携」と報じられ共にストップ高となった。
明日週末に米雇用統計を控えていること、週末要因、連日の大幅高を考えれば明日は一旦の利益確定売りに押される可能性も。ただ、追加緩和期待があることを考えると明日はこう着感の強い相場展開となる可能性もありそうだ。