前場の日経平均株価は3.56円高と小幅に3日続伸。前日の米市場が雇用統計を控えまちまちな動きのなか、寄り付きこそは直近の大幅続伸の反動や週末要因、今晩控える米雇用統計を前に一旦の利益確定売りをしておこうとの動きから売り先行。一時1万7537円まで下げる場面があったが、一巡後は押し目買いが入り下げ幅を縮小、しばらくも見合った後プラス転換と強い動きとなっている。
個別では、前日材料発表のあった【2929】ファーマフーズが一時ストップ高の大幅続伸。また、SMBC日興証券が投資判断「1」・目標株価5700円に引き上げた【7606】ユナイテッドアローズ、インバウンド関連の一角【9726】KNT-CTホールディングス などが年初来高値を更新。その他、【4344】ソースネクスト、【9232】パスコ、【6659】メディアグローバルリンクスなどが値上がり上位に名を連ねている。
来週の日銀会合。追加緩和への期待などから押し目が入ったと思われるが現状過度の期待は禁物。もし追加緩和があったとしても今月末の日銀会合での可能性の方が高いとの見方が多く、ここからの買い増しなどを要警戒。まずはしっかり雇用統計後の方好感を見極めたいところ。現段階では、外部環境は依然不透明なだけに焦って買いにいく局面ではないかと思う。