本日の日経平均株価は389円高の大幅反発。後場の日経平均寄り付き直後に上げ幅を拡大、一時は前日比479円77銭高の1万8915円64銭まで上げ、取引時間中としては8月31日以来の水準を回復。ただ、来週はFOMCや日銀の金融政策決定会合控えること、週末要因などを背景にした利益確定売りからやや上げ幅を縮小した。業種別では、33業種全てが上昇。上昇率上位は、食料品、不動産業、証券商品先物、保険業など。
個別では、特段の材料は確認されてはいないものの、以前特定資金介入でひと相場を作ったことのある【9927】ワットマンに短期資金が集まりストップ高まで上昇。最高益報道が伝わった【2229】カルビーは終日堅調に推移したほか、配当や自社株買い実施を再評価する動きから【3912】モバイルファクトリーが大幅続伸。値ごろ感や一部特定資金の介入などの噂から【3264】アスコットも連日の大幅高となった。
前場引け後に書いたが、日経平均は直近のもち合いレンジを明確に上放れ、目先日足での一目均衡表の雲上限を抜けを今後は目指す展開へ。来週はFOMCや日銀の金融政策決定会合など控えるものの強気目線は継続。まだ多少の乱高下は想定しつつも、押し目は積極的に拾うスタンスで臨みたい。節目の1万9000円台乗せ、200日線を抜けてくればいよいよ本格的な上昇トレンド入り。年末一段高、2万円台回復への期待は高まってくると思う。