前場の日経平均株価は227円高と大幅続伸。先週のECBの緩和示唆に続き、先週末に中国が利下げを発表。これを好感した欧米株の上昇を受け日経平均も大幅上昇スタート。朝方から買い優勢となり、取引時間中としては8月31日以来となる19000円台を回復した。業種別では、空運業、電気機器、保険業、機械などが値上がり上位に。一方、海運業、鉱業、食料品、パルプ・紙などが値下がり上位となった。
個別では、特段の材料は確認されてはいないものの、以前特定資金介入でひと相場を作ったことのある【9927】ワットマンが先週末に続き大幅高となったほか、自動運転関連の【9624】長大がストップ高に。引き続き【6796】クラリオンもジリ高基調が継続しているほか、【6177】AppBank、【5341】アサヒ衛陶、【6709】明星電気などの上昇も目立っている。
日経平均は買い一巡後のこう着感の強い状況。直近の急ピッチな上昇を考えれば想定の範囲内といったところだ。まずは19,000円台での足固め、日柄調整を入れ過熱感が冷めたところからの再上昇を期待したい。