前場の日経平均株価は451円高と大幅反発。祝日中の米株高、円安基調を背景に朝方から買い優勢の展開。寄り付き後も順調に上げ幅を拡大し、19,000円台を回復その後もジリ高基調が続き前場引け前には19,140円まで上昇。高値圏での推移となっている。業種別では、鉱業、保険業、鉄鋼、非鉄金属などが値上がり率上位に。一方、不動産業、建設業、パルプ・紙が値下がり率上位となっている。
個別では、15年12月期の連結利益予想を上方修正した【5301】東海カーボンや15年9月中間期の連結決算で純利益63.2%増の【6718】アイホンなどが上昇。「IoT推進コンソーシアム」に会員企業として参画したと発表した【3622】 ネットイヤーがストップ高となっているほか、通期上方修正、増配の【6158】和井田製作所もストップ高に。一方、下方修正の【6997】日本ケミコン、中国企業がATM代金215億円不払いをを売り材料に【6703】沖電気工業大幅安に。
注目の集まった新規上場、郵政3社は公開価格を上回っており、堅調な推移が続けば株価の押し上げ要因になる可能性が高い。後場から明日にかけ直近上値の抵抗線となっている19,200円を突破できるかが鍵になってきそうだ。