前場の日経平均株価は195円高と大幅続伸。前日の米国市場、注目の集まったイエレンFRB議長が12月利上げ示唆からから反落したものの底堅さをみせたことや、為替が円安基調に振れたことを追い風に朝方から買いが優勢。一巡後は伸び悩むも前場中盤から後半にかけ再び上げ幅を拡大、幅広い銘柄が買われている。業種別では、食料品、海運業、金属製品、鉄金属などが値上がり率上位に。一方、値下がりは、石油石炭製品、輸送用機器の2業種のみ。
個別では、郵政3社。【7181】かんぽ生命保険がストップ高付近まで上昇してるほか、【6178】日本郵政、【7182】ゆうちょ銀行も上昇し、相場全体を引っ張っている。また、経済産業省が実施する「平成27年度戦略的イノベーション創造プログラム（衛星測位活用に向けた基礎評価に関する調査）」業務を受託したと発表した【4667】アイサンテクノロジーが買われ、日本医師会が電子カルテ普及に向け新会社設立と報じられたほか、政府がドローン等の新技術の利活用に向け、規制を見直す方針であると伝わったことも材料視され【2667】イメージワンが大幅反発。米FDAに対するSENDトライアル申請が成功したと発表した【2176】イナリサーチはストップ高に。
郵政3社の連日の好調さが相場マインドを良化、先高期待が高まる状況が前日に続き高まる状況に。本日再び19,000円台を回復し、今度こそ19,000円台の値固め、後場から明日にかけては直近上値の重さが意識される19,200円の突破に期待したいところだ！
