前場の日経平均株価は275円高の3日続伸。前日の米市場の大幅上昇を受け買い先行、注目された10月のFOMCの議事要旨は年内利上げの可能性を示唆するもので、利上げ開始時期についての不透明感が払拭されたことを米市場は好感するかたちで受け止められたようだ。買い一巡後は高値圏でのもみ合い。正午過ぎに発表されるとされる日銀会合の結果待ちに。業種別では、33業種全てが上昇。値上がり率上位に
個別では、TOPK阻害剤が米国立がん研究所提供の化合物評価プログラムで採択されたと発表した【4564】オンコセラピー・サイエンスが急伸ストップ高。また、【4543】テルモが開発した心不全治療用シートの「ハートシート」について、中央社会保険医療協議会が18日に保険適用を承認したことが材料視され年初来高値を更新したほか、細胞シート再生医療を主体とする【7776】セルシードにも思惑買いが入りスストップ高まで買われた。その他、ペット用品の状態を遠隔から確認できる製品開発した【3727】アプリックス、フルデプス対応の13インチ耐圧ガラス球の開発に成功したと発表した【7746】岡本硝子、前日の決算説明会を好感された【5726】大阪チタニウムテクノロジーズなどの上昇も目立つ。
後場はこの後発表される日銀会合の結果待ち！現状維持の線が濃厚だが例え現状維持でもこの日経平均の強さを見るとそこまで嫌気した売りはそれ程出ない可能性も。ただ、油断は禁物。発表後の先物動向には注視しておきたい。
