本日の日経平均株価は18円高と小幅続伸。後場の日経平均はエールフランスの旅客機の爆破予告を受けたとし、緊急着陸したとの報道やパリ北部で起きた銃撃戦などの報道をきっかけにリスク回避の動きから上げ幅を縮小した。業種別では、その他金融業、不動産業、非鉄金属、陸運業などが値上がり率上位に。一方、保険業、電気・ガス業、鉱業、石油石炭製品などが値下がり率上位となった。
個別では、「マウス神経細胞の3D培養モデル構築」に関する論文が神経科学分野の学術雑誌「Neuroscience Letters」に掲載されたと発表、これを材料視された【4578】リプロセル。一部仕掛けの噂があるセキュリティ関連【4736】日本ラッドなどが後場一段高となりストップ高。また、9期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなっている【3814】アルファクス・フード・システムは4営業日連続のストップ高となった。また、「ウルティブロ」の第3相臨床試験が良好な結果との発表から【4565】そーせいグループ、 「18年12月期まで還元性向100%以上へ」と報道された【6278】ユニオンツールなどの上昇目立った。
明日の日銀会合。ほぼ緩和なしとの見方が強いが期待で買ってる短期筋などもあり、現状維持発表となれば一時的には売り圧力に押される展開も想定。ただ、年末へ向けての先高期待、補正予算などの政策期待などもあり押し目は積極的に拾っていきたい。発表までは主力は手掛け難い状況が想定されるため、前場は本日資金が集まった値動きの軽い銘柄、短期値幅取り中心の立ち回りが無難だ。
